HYPNOTIZE 震えて考察シリーズ|第1回
変わることなく。
ヒプノタイズの7人に魅了され、何も考えずに感じる幸せで癒されていた、はずだった。
しばらくして、よくよくMVを追ってみて考え始めると、
とんでもないです。
深度が。
呆然。
ヒプノタイズの徐々に深まる深淵を、導かれるまま最後まで辿ってついて行って、現れるものの姿に…
XGの核に。この旅の真実に。
ヒプノタイズ、超傑作。
最初から辿ることで、過程があって初めてそれは現れます。
始まりは、セイレーンでした。
ヒプノタイズで感じる7人の声の心地よさにうっとり。
Geniusオープンマイクのヒプノタイズ生歌がまた、素晴らしくて、まさに美しい歌声で人を魅了する魅惑のセイレーン達と思いました。
MVのセイレーンを思い出しながら。
セイレーン。ギリシャ神話です。
人魚のような姿で描かれたりします。
そしてMVに戻って、また美しいセイレーン達にうっとり。でも、JURINのその神々しい美貌やヘアスタイルから、まるでヴィーナスみたい…と魅了されたとき、ふと思う。
ヴィーナスは、ギリシャ神話でいうアフロディーテ。
それにアフロディーテは魚になった。
JURINがアフロディーテなら、XGメンバーもそれぞれ、そうなのかもしれないと思って見てみると、XGみんな、ギリシャ神話の登場人物や神々に当てはまる特徴を持っている感じがする。
ヒプノタイズは、セイレーンだけではなく〝ギリシャ神話の世界〟を描いているかもしれません。
もし、ヒプノタイズMVの表現がギリシャ神話を意図しているのなら、ユングの無意識の話とも繋がります。
とはいえ、そう捉えるのは強引?と迷ったとき、同アルバムGALAの裏物語の本質が、リンクする。
コロンボみたいに言いたい。
この線、濃いと思います。
XG7人はそれぞれ、ギリシャ神話の中の誰?
深海の意味は?
怪物は何物?
なぜ怪物が催眠術をかけられているのか?
楽曲歌詞の解釈は?
蛸のような(青い目が1つ)正体不明Xの意味は?
などなど…行ってみましょう。
XG7人はそれぞれ、ギリシャ神話の中の誰?
MVがギリシャ神話を意図しているのなら、XGメンバー1人1人は、もれなくギリシャ神話の中の登場人物に当てはまるはずです。
MVに登場する順に、XG7人がそれぞれギリシャ神話の中の何の役を演じているのか、見てみましょう。
JURIA
JURIAがベッドに入ったり、キラキラした網でとらえた何かを(でもその何かは見えない)引きずるように歩いています。
これは入眠と、眠る時に意識がどこかへ連れて行かれて無になる感じ、夢に引きずり込まれる感覚を表現していそうです。
なので、JURIAは、ギリシャ神話の眠りを司る神ヒュプノス(Hypnos)
語源によくなるギリシャ語の、眠りを意味するHypno+tizeでhypnotize
神ヒュプノスは耳の後に小さな翼を持っており、これをJURIAの耳の後ろのピンクフリルで表現しているとしたら、このファッションの表現、なんて匙加減。なんておしゃれ。しかもナイトキャップ。
JURIA=ヒュプノス
JURIN
画角に収まらないほど一筋に長く、禍々しくも美しい銀色に揺らめく尾ひれを携えながら、どこまでも美しいJURINは、セイレーン、そして巨大怪物から逃げるため魚に姿を変えたアフロディーテを思わせます。愛と美を司る最も美しい女神アフロディーテ。JURINのこの女神っぷりからして、ぴったり。
そして、MVのサムネイル(このページのトップ画像)の、怪人のような男とJURINは、醜い神と結婚したアフロディーテの神話のようにも、男を破滅へと誘惑するセイレーンの姿のようにも見えます。
JURINがアフロディーテに見えて、ギリシャ神話という仮説へと手招きされたようなもの。それは、セイレーンに目線を誘われたことから始まった。
この抗えなさ、どちらも重要な役として、JURINは二役を演じていると思って良さそうです。
JURIN=アフロディーテ、セイレーン
CHISA
手術用のライトや診察台があり、医療の場を象徴するような空間にいるCHISAは、医術(ヒーリング)、知恵、音楽、理性などを司る太陽の神アポロン。
XGの太陽、CHISAにぴったり。
尾ひれがあって魅惑の表情のCHISAは、美しい歌声で人を魅了するセイレーン。
また、人間の姿のCHISAが、箱のようなものを開けています。
これは、パンドラの箱では。
CHISAが箱の中を覗くと、箱は何か予兆を見せる。けれど、その予兆が何を意味するのか人間には分かりはしない。分からないまま最悪の事態が起きるように突如、この深海の世界が崩壊するかのような異質なビジョンが映し出される。
CHISAは、災いを引き起こす禁忌の箱を開けた人類最初の女性、パンドラ。
CHISAは1人3役演じているようです。
CHISA=アポロン、セイレーン、パンドラ
HINATA
お鼻にハートのペイントをしているHINATA、今にも催眠術に落ちそう。
お顔のペイントが、ハートと矢をそれとなく思わせるので、愛の神エロス。無防備に眠りに落ちるエロスの話がリンクします。
エロスは、翼を持つ美しい少年として描かれたりします。
うとうとしている時のHINATAの肩のエアリーな飾りは、エロスの羽をモチーフにしていたりして。おしゃれ。
後半のHINATAは、装いが全く違うので別人物で、ドーリー系衣装から女性であり、特徴的な頭飾りの薔薇から、プシュケと見ました。
プシュケという薔薇があります。エロスの美しい恋人がプシュケ。恋人同士を1人二役という配役、天才。プシュケは美女と野獣の元になった話もあり、それがHINATAと怪物とのシーンかも。
HINATA=エロス、プシュケ


