HYPNOTIZE震えて考察シリーズ|第9回
初めての方はこちらへどうぞ→#セイレーンが誘う深淵で全てが始まる・XG hypnotize震えて考察①|JURIA、JURIN、CHISA、HINATAは誰なのか?
冠のないCOCONAは、誰?
このCOCONAが、HYPNOTIZEの鍵の1つのようなので、時間と場所を整理です。
このCOCONAが出てくる時間は、前章のことから、HYPNOTIZEの真ん中です。
そして螺旋階段と蛸のような正体不明Xが出てくる直前。
(蛸のような正体不明なXは、青い目が1つ。蛸のようで蛸ではないので、以降、正体不明Xとします。)
このCOCONAが出てくる場所は、螺旋階段の中心地点で、その中心を上昇する正体不明Xと同じ縦位置の、より深いところ。
COCONAは、その奥深くとても静寂な場所で1人、スポットライトを浴びている。
真ん中、中心…奥深く…このキーワードからして、これは、
ユング的に、セルフでは。
セルフ(自己)は、意識と無意識すべてを含む心の全体の中心。
最も奥の心の中心に真の自己があるとされています。
ちなみに、私たちが普段これが自分と認識している狭い領域は、意識であり自我(エゴ)。
自己(セルフ)は、意識だけでなく、果てしない無意識を含む広大な領域であり中心。自己は、小さな点のような自我を包み込む圧倒的な大いなる円であり、その大いなる円のまさに中心です。
そして、この時のCOCONAのスポットライトは、今まで私たちを導いてきたように、それを照らしています。
そう。冠のないCOCONAは、主題。
冠のないCOCONAは、仮にセルフ(自己)だとして、COCONAの直後、重なるように出てくる螺旋階段と正体不明Xに、どんな意味があるのか。
ユングの観点から見てみましょう。
螺旋階段の意味とは?
ユング的にとても重要な象徴です。
螺旋 →セルフ(自己)の成長、変容、個性化のプロセス
階段 →意識の向上、階層移動
自分の内側には、使われていない才能や、抑圧された感情、本能、認めたくないドロドロした部分など、自分さえ気付いていない自分がいます。
前にも似たようなことがあったとか、パターンを繰り返していると思うのは、内側のそれと、同じところの高さが少し違うところで出会っているのかもしれません。
まるで中心の周りを円を描きながら、同時にその中心へと近づいていく螺旋。内側のそれと出会い、自分の中の変化を受け入れていく過程で、螺旋階段を上るように螺旋状に人は成長していく。
より唯一無二の自分(セルフ、中心)へと向かっていく過程を、螺旋階段は象徴しています。
また、この螺旋階段は四角形。
4というのは、しっかりとした境界や安定を象徴する重要な数字です。
つまり、MVの螺旋階段は、安定した揺るぎない意志で、唯一無二の自分へと向かって、しっかりと次の段階へ昇るイメージを示唆しているようです。
蛸のような(青い目が1つ)正体不明Xの意味とは?
蛸のような正体不明X→無意識の奥底の生々しいエネルギー
螺旋階段の真ん中の空洞を上昇する正体不明Xは、無意識の奥底にあった生々しいエネルギー、それが、急速に意識の領域(日常の自分)に迫ってきていることを暗示しています。
まだ形になっていない根源的なエネルギーや生命力が、現状を上昇させようと動き出しているサイン。または、抑圧してきた感情や問題など、自分が避けては通れない向き合うべき変化に気づかせるため湧き上がってきている状態。
自分の中の何なのか分からない、激しい何か(正体不明X)に怖さや不安を感じるかもしれない、けれど、生々しい心のエネルギーが古い自分の殻を破り、次の段階へ進もうとしていることを暗示しています。
螺旋階段も正体不明Xも、自己(セルフ)と深い繋がりがあって、自己が次の段階へ進むことを伝えています。
螺旋階段と正体不明Xから読み解く、自己(セルフ)にまつわるメッセージ
自分の内側で生まれるものや変化を、受け入れることで本当の意味で人は成長する。
自分の内側から湧き上がる何かに不安になるかもしれない。それは自分の一部だと、恐れずに変化を受け入れることで、次の段階へしっかりと進化していける。
COCONAのもう一つの役、冠ないCOCONAは、自己(セルフ)でした。
COCONA
リアルのCOCONAと重なります。
自分の内側に生まれたものを受け入れ、力強く進化していくリアルのCOCONA。
受け入れる…そんな簡単にひと言では言えない、計り知れない、とてつもないエネルギーが必要な過程と決断だったと思います。
長い間、どんなにか自分の中で対話を丁寧にしてきたか。
本当の意味で自分の内側と向き合い続け、ずっと葛藤して、そして、ついに受け入れ、自分の真実を選択して、それを大事にして、世の中に表現していく、この強さ美しさ。
COCONAのこの真摯な向き合い方が、COCONAにしか出せないあの表現になっている。表現に向き合う時も同じだから。
それがCOCONAの美しい輝きとして現れる。
他に誰一人としていないあの輝き。
COCONAの魂…
言葉にならない…
信じられないほどの美しさ強さ。
魂の姿、龍なんじゃないか。
メッセージは、XGのみんな、ALPHAZ、あらゆる人のための普遍的なメッセージと思うけれど、COCONAへの敬意の念から捧げられたのでは、とも思います。
自分の真実を見つめ続けて決断したCOCONAから受け取ったものは、そういう力を生む。
COCONAの渦の美しい真摯なる波紋、美しいままに私の心にまで広がっています。
そして、MVで冠のないCOCONAが上を見上げながらするあのポーズは、あの静寂な自分の中心から渦を巻き起こす兆しのような表現かもしれません。

