カナルビって何?
ルビって何?
新聞や本などで、漢字の横に小さく、その漢字の読み方を書いているカタカナやひらがなを、ルビと言います。ふりがなのことですね。
カナルビは歌詞の振り仮名
カナルビは、原曲歌詞が日本語ではないときに、原曲歌詞の発音の読み方を日本語で書いたふりがなのことです。
原曲歌詞に対して、カナルビはひらがな・カタカナを使っています。
カナルビを見ながら練習しよう
オススメは音源を聞きながら
カナルビを見て歌う練習をするときに、音源を聞きながらだと音源の速度調節もできるし、自分の間違いにも気づきやすいし、なんといっても気分が上がります。
速いところなど音源速度をゆっくり目ですると、良いかと思います。
音源はご自身の持っているもので。購入音源や、AppleMusic、AmazonMusic、YouTubeなど、なにかしら貢献できるのなら貢献したいところですよね。例えば
YouTube公式МVを再生するついでに練習
練習音源がもしYouTubeなら公式МVを回したいですよね。なんでも公式。そして再生ついでに練習もできて一石二鳥。
スマホで2分割表示して、上に公式МVを表示し、下にこのページを表示、お好みですが、下の表示割合を広めにするとスクロールのときにいいかと思います。
YouTubeの速度調節で、0.8でも0.6でもその他の数値でも、自分に合う速度が設定できます。
YouTubeは同じ曲を連続再生してもカウントされにくいとかなんだとか…念の為リストを作って数曲交えつつ再生すると良いかもしれません。

再生回数プラス1億回⇧
カナルビの歌い方のヒント
英語歌詞を見ながら歌っていて、思っていたのと違う発音だと、つまづいてしまいますよね。ラップは特に速くて、リンキングもすごいので、あっという間に置いてきぼり。
でも、音の切れ目の次の音が合っていると、それが取っ掛かりとなり、だんだんと掴めるようになります。
そこで、カナルビはリンキングや音の切れ目や間合いやアクセントに注意して書き起こしています。
カナルビを見て、音の切れ目、リンキング、ラップの間合いをヒントに一緒に進めていきましょう。
リンキングって何?
英単語の単語と単語が繋がって、その単語のスペルの発音をしないで、別の発音になる状態をリンキングと言います。
例えば、thank you は、kとyouがつながって、〝きゅー〟となる、このことです。
ラップの間合い、音の切れ目
ラップの微妙な間合い、緩急やアクセント、かっこいいですよね。
そしてそんな風に歌いたいけれども、ラップはメロディアスなフレーズに比べると難しく感じます。この要因の1つに音の切れ目の分かりにくさがあると思います。
なので、ラップも切れ目を掴みたい。掴めると歌いやすくなります。
例えば
And I’m a wolf in a pack.So I just woof and attack
間合いを気にせずカナルビをすると
ぁンだもぁをウふィなぱーㇰ、そぁぢャスうふェなたーく
と、なるわけですが、これだといまいち歌いにくいです。
ここのラップは同じフローが続いて心地良く、この同じフローは、同じアクセントと同じ間合いがあるので、カナルビに下の水色の✔箇所のように空白を作ります。

すると、先程の羅列よりも、カナルビに空白があるだけですが、空白の次の音も当てやすくなり、歌いやすくなるかと思います。このリンキングと音の切れ目、アクセント、間合いをヒントにして挑戦しましょう。
音が当てられるようになってきたら

すごーい!
ブラッシュアップしよう。
音に当てて歌う→英語発音ブラッシュアップ
原曲の英語歌詞見ただけですぐ歌えるのが、そりゃ1番良いのだけれどそれが難しい、というときに、まずはカナルビで音に当てて通しで歌えるようになると楽しい気がします。
日々口ずさんだり、ライブなどでも口がシンクロできたりしたら嬉しいですし、聞き取りやすくしたい、カラオケで歌いたい、ブラッシュアップは自分のゴールによると思いますが、ブラッシュアップしたい場合は、音に当てられるようになったら、すぐ発音に気をつけたいところです。
もちろん、代表的なthを始めとして英語は英語特有の発音の仕方をします。英語の発声方法で出る音で、日本語の発音にない音を日本語の中の近い音でカナルビ表記しているので、日本語発音のままで終わりにせずに、英語発音に気をつけて、かっこいいラップになるようにブラッシュアップしていけるといいなと思います。
フォニックスや音源を参考にするのはもちろんのこと、今の自分の歌声をスマホなどで録音や録画して聞くと、現在自分はどのように歌っているのかが客観的に分かって(人前で歌う前には特に)ブラッシュアップのヒントになると思います。
それと、日本語は1音1音の区切りがはっきりしているけれど、英語は波のようです。
これを意識して、ワンフレーズは1つの波くらいに思って、英語らしく波のように発音していくと尚良いかと思います。(必ずしも全てそうではないので、息継ぎは無理せずに)
せっかく音に当てられていても、日本語発音やぶつ切りに聞こえてしまうともったいないので、音に当てられるようになってきたら、英語原曲歌詞を見ながら英語発音や波のような発音に挑戦していきたいところです。
先ほどのも↓音に当てやすいように空白を作っていますが、空白部分で完全にぶつ切りな感じで歌うと、違ってしまうので、ワンフレーズ息は続いているけれども、アクセントつけるための空白なんだなという感じですると、さらに良くなるかと思います。


僕を撫でながら歌わないでSo I just woof and attack

